会社で行われる6種類のパワハラについて詳しく解説
ここでは、会社で行われる事の多い、6つに分類されるパワハラ(パワーハラスメント)の種類を解説しています。会社には上下関係があるため、パワハラが生まれやすい環境と言えますが、正当な叱責行為も度を超えるとパワハラになる場合もあり扱いが難しいのが現状です。自分が受けた行為が正当なのかパワハラなのかを確認したい時などにご利用ください。
6つに分類されるパワハラの種類
ここでは、6つに分類されるパワハラの種類を見ていきましょう。ハラスメントの種類は、その時代により増えることがあり、下記で解説する6つ以外にも該当するパワハラの種類が増えるかも知れません。
- 身体的侵害
- 精神的侵害
- 人間関係からの切り離し
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害
※下記では、6つあるパワハラの種類を詳しく解説しています。
パワハラの種類:1.身体的侵害
身体的侵害パワハラとは、人の目で見ることが出来るタイプのパワハラで、簡単に言えば、暴力・傷害の事を意味します。殴る・蹴る・突き飛ばすなど、暴力と呼ばれる全ての行為がこの「身体的侵害」にあたります。
具体的な「身体的侵害」例
- 殴る・蹴る・突き飛ばす行為
- 書類などで頭を叩く行為
- 机や椅子を蹴飛ばすなどの行為
パワハラの種類:2.精神的侵害
脅迫、恫喝、名誉毀損、侮辱、酷い暴言などの精神的侵害は、たぶん社内で一番多いパワハラの典型例ともいえる卑劣な行為です。これらを受けた相手は精神障害を患ってしまうような重篤な問題に発展することも多くあります。
具体的な「精神的侵害」例
- お前は馬鹿か!?と怒鳴るような行為
- 過剰な叱責
パワハラの種類:3.人間関係からの切り離し
無視、隔離、仲間はずれにする行為も、度合いによりパワハラに該当します。さらに仕事を教えないなどのネグレクト行為もパワハラとして忌むべき行為と言えるでしょう。
具体的な「人間関係からの切り離し」例
- 仕事を教えない
- 席を隔離する
- 部内の飲み会に一人だけ誘わない
パワハラの種類:4.過大な要求
業務上、絶対に達成不可能な厳しいノルマを課すことにより、個の職場環境を害する場合はパワハラに該当する場合があります。さらに未達成の事を執拗に叱責したり、怒鳴る・殴るなど別のパワハラと一緒に使われることが多い、深刻なパワハラ行為と言えるでしょう。
具体的な「過大な要求」例
- 現実的に無理な業務命令
- 過剰な契約ノルマを課す
パワハラの種類:5.過小な要求
上記の過大な要求がある一方、レベルの低い単調作業を与え続けることも、個の職場環境が著しく害されてると判断されれば立派なパワハラに該当します。
具体的な「過小な要求」例
- 毎日シュレッダーだけの業務
- お茶くみだけの業務
パワハラの種類:6.個の侵害
個人のプライベートに過剰に踏み込むような行為も、個に精神的苦痛を与えたりする場合のある立派なパワハラと言えます。さらにこれを異性に対して個の侵害を行なうと、セクハラとなる可能性も十分にあります。
具体的な「個の侵害」例
- 強制的な飲み会
- 結婚・離婚の問いただし
- 恋愛などへの干渉